目的別歯磨き粉

用途に合わせた歯磨き粉選び

歯磨き粉と単に言いましても様々な種類の歯磨き粉が販売されて
おり、

店に行くと数10種類以上もの歯磨きが陳列されているでしょう。

歯の汚れには、食べかす、歯垢、ステイン(茶渋等)、タバコの
ヤニなど様々な汚れがあり、

歯磨き粉によって効果を活かせるものとあまり活かせないものが
あります。

どの歯磨き粉にしたらよいか迷った場合は、自分の歯の状態に合
わせて歯磨き選びを心がけましょう。 歯磨き粉には大きく分けて2種類の歯磨き粉があります。

その大きな違いとは薬用成分のことで、薬用成分が配合されてい
ない歯磨き粉は化粧品に分類され、

薬用成分が配合されている歯磨き粉は医薬部外品に分類されます。

化粧品歯磨き粉とは、虫歯予防のほかにタバコのヤニや、ステイン
(茶渋等)の除去・漂白目的の歯磨き粉や、口臭予防、歯垢の除去
などが目的の歯磨き粉です。

医薬部外品歯磨き粉とは、フッソ化合物や抗炎症剤など薬用成分が
配合された歯磨き粉のことで、

虫歯予防のほかに、歯槽膿漏の予防や歯肉炎の予防、知覚過敏の
抑制などの効果が目的の歯磨き粉です。

化粧品歯磨き粉と医薬部外品歯磨き粉はいずれも薬事法によって
定められており、厚生省の認可の下、製造・販売されています。  様々な種類の歯磨きを簡単にご説明します。
 
[フッ素入り歯磨き粉]
フッ素が配合されている歯磨き粉は、歯垢(プラーク)が作る虫歯
の原因禁を弱める働きがあります。

これは、歯に含まれているカルシウム「ハイドロキシアパタイト」
という結晶が、フッ素と作用することによって、

「フルオロアパタイト」という結晶に変化するためです。

フルオロアパタイトは酸に強く、歯垢(プラーク)が作る酸の量を
抑制する効果があります。
(乳歯などの柔らかい歯は、酸に強い歯にすることで歯質強化に繋
がります。)

またフッ素によって、歯から溶け出したカルシウムやリンなどの再
沈着を促進させる効果もあります。 (これを歯の再石灰化と言い
ます。)

フッ素が配合された歯磨き粉を長期に渡って使用することで虫歯に
なりにくい歯質になる効果を得ることができます。
(約2年間の使用で20~30%もの虫歯予防効果があったと言
われています。)

歯磨き後にデンタルリンス(洗口剤)を行うことで、口中に残った
フッ素が虫歯予防の効果を高めますのでお勧めです。

[漂白剤入り歯磨き粉]
歯の表面に付着したステイン(茶渋等)や、タバコのヤニなどといっ
た黄ばみを取り除くためには、

ハイドロキシアパタイトが配合された歯磨き粉と、過酸化水素が配合
された歯磨き粉があります。

ハイドロキシアパタイト配合の歯磨き粉は、研磨剤の成分によりステ
イン(茶渋等)や、タバコのヤニを除去します。

また、歯垢を分解除去しコーティングすることで、歯垢を付着しにく
くするのが特徴的です。

但し、研磨力が強い成分が配合されている歯磨き粉を使うと、歯の表面
がでこぼこになってしまったり、

必要以上に研磨されてしまうことで逆に着色しやすくなってしまうと
いうことが危惧されますので注意しましょう。

過酸化水素が配合された歯磨き粉は、歯を漂白する成分「過酸化水素」
によって歯を白く漂白します。

但し、日本での販売は禁止されています。(アメリカ等から取り寄せる
ことは可能です。)
 
[消炎剤入り歯磨き粉]
消炎剤が配合されている歯磨き粉は、歯茎からの出血や歯周病などに
効果がある歯磨き粉です。

β-グリチルレチン酸、塩化セチルピリジニウム、ε-アミノカプロン酸
といった成分によって歯肉炎や歯周病を予防し、

トラネキサム酸が、歯茎からの出血を防ぐなど配合されている成分に
よって様々な効果がもたらされます。